身体の回復
自然分娩で6〜8週間、帝王切開で8〜12週間。「産前の体に完全に戻る」には6〜12ヶ月かかることも。
- 悪露(おろ):2〜6週間続く。最初は赤→褐色→黄白色に。大きな塊や悪臭がある場合は産婦人科へ。
- 会陰の痛み:円座クッションの使用。温水洗浄便座が日本の強い味方。
- 帝王切開の傷:テープ保護(アトファイン®)で傷跡ケア。重いものは持たない。
- 抜け毛:産後3〜6ヶ月でピーク。ホルモン変化が原因で12ヶ月までに回復。
日本の産後ケア
日本には世界に誇るべき産後ケア制度があります:
- 産後ケア事業:2024年4月から全市区町村で実施が努力義務化。宿泊型・デイサービス型・訪問型。
- 産後ケアホテル:マームガーデン、産後ケアホテル ぶどうの木など。助産師常駐で母子をサポート。
- 産後ドゥーラ:家事・育児をサポートする専門職。一般社団法人ドゥーラ協会。
- 新生児訪問(こんにちは赤ちゃん事業):生後4ヶ月までに保健師・助産師が自宅を訪問。
産後うつ
10〜15%のママが経験。マタニティブルーズ(産後2週間以内の一時的な気分の落ち込み)とは異なり、2週間以上続く場合は専門家の助けが必要です:
- 持続的な悲しみ、涙が止まらない。
- 赤ちゃんへの愛着が感じられない。
- 自分や赤ちゃんを傷つけたいという考え。
- エジンバラ産後うつ質問票(EPDS):1ヶ月健診で実施。9点以上は要注意。
- 相談先:産婦人科、精神科、各自治体の子育て世代包括支援センター。
よくある質問
産後の回復にはどのくらいかかる?
身体的な回復は通常6〜8週間。心の回復はもっとかかることもあり、それは自然なことです。
産後健診はいつ?
通常産後1ヶ月健診。ただし激しい痛み、発熱、大量出血がある場合はすぐに受診を。
マタニティブルーと産後うつの違いは?
マタニティブルーは2週間以内に治まります。症状が続いたり悪化する場合は産後うつの可能性。すぐに医師に相談を。
医療に関する免責事項:この記事は情報提供を目的としたものであり、医療アドバイスの代わりとなるものではありません。お子さまの健康に関する判断は、必ず小児科医にご相談ください。


